相馬 博


現代美術家

1972年 東京都生まれ
1985年 武蔵野市立千川小学校卒業
1988年 武蔵野市立第四中学校卒業
1991年 明治大学付属中野八王子高校卒業
1996年 中央美術学園造形芸術科アートコース卒業
1997年 中央美術学園造形芸術科研究コース修了
2022年 京都芸術大学芸術学科アートライティングコース卒業
 
中央美術学園 評議員
中央美術学園 元造形芸術学科学科長、元理事
リキテックスパートナーシップ協力作家
リキテックススクール講師
 

個展
2009年 「相馬博展」Kʼs gallery(東京・銀座)
2011年 「secret space」gallery HALCA(東京・吉祥寺)
2011年 「相馬博展」gallery ボンブラ(東京・吉祥寺)
2012年 「現代美術作家 相馬博展」武蔵野市立千川小学校×Kichijoji Art Project企画(東京・武蔵野)
2013年 「infinity」Kʼs gallery(東京・京橋)
2014年 「complementarity-相補性-」gallery子の星(東京・代官山)
2014年 「星霜-seiso-積み重なる色彩」Gallery STORKS(東京・青山)
2015年 「光と色の刻-hikari to iro no toki-」ギャラリー58 (東京・銀座)
2015年 「circle of life」コピス吉祥寺アートギャラリー(東京・吉祥寺)Kichijoji Art Project企画
2016年 「光と色の間-hikari to iro no hazama-」ギャラリー58 (東京・銀座)
2016年 「circle of universe -星たちの息吹-」Cafe&Bar「NABE」(東京・初台)Artisanet企画
2016年 「こどもフェア2016・ハートトゥアート14イベント内個展」セシオン杉並(東京・杉並)
2016年 「星霜II-seisoII-積み重なる色彩」Gallery STORKS(東京・青山)
2017年 「悠久と深遠と」ギャラリー58(東京・銀座)
2018年 「光と色の表象」ギャラリー58(東京・銀座)
2019年 「光と色の在処」ギャラリー58(東京・銀座)
2019年 「光と色と煌めきと」ギャラリーJ(東京・瑞穂)ジョイフル本田瑞穂店×Liquitex企画
2019年 「星霜III-seisoIII-重なりあう色と光」Gallery STORKS(東京・青山) Liquitex協賛
2022年 「星霜IV-光と色とその向こうへ-」Gallery STORKS(東京・青山) Liquitex協賛
2023年 「相馬博 悠久と星霜の彼方」武蔵野市吉祥寺美術館(東京・吉祥寺)
2023年 「相馬博絵画展 悠久の光、久遠の刻」瑞穂町郷土資料館けやき館(東京・瑞穂町) 
2024年 「光と色と悠久の彼方」ギャラリー58(東京・銀座)Liquitex協賛
2025年 「星霜V -混ざり合う光と色彩-」Gallery STORKS (東京・青山)Liqutex協賛

他、グループ展等多数展示
 
公募展
1998年 多摩総合美術展 入選
2004年 武蔵野美術大賞展 入選
1997年~2010年 新象展(2004年佳作賞)
2012年 第1回全国公募公開審査 アートイマジン芸術小品展 入賞
2014年 第2回全国公募公開審査 アートイマジン芸術小品展 特別賞
2015年 第1回コレスキ!作家名のない展覧会 大人が選ぶ部門1位
 
イベント
2014年 英国外務省主催PSVI世界グローバル・サミット東京アートイベント日本代表(駐日英国大使館・東京)
2016年 「こどもフェア2016・ハートトゥアート14」メインビジュアル担当
 
作品収蔵
バニーコルアート株式会社
学校法人中央美術学園
瑞穂町郷土資料館 けやき館
 

そのほか
 リキテックスプライム カタログ 作品提供
リキテックスカラー カドミウムフリー パンフレット 作品提供
ジョイフル本田瑞穂店 リキテックスポーリングメディウムサンプル提供
銀座伊東屋 リキテックスポーリングメディウムサンプル提供
 

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台東区ケーブルテレビ ニュースたいとう内 台東かわらばん
令和8年1月18日〜24日放送分

【台東区】美術ワークショップ

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武蔵野テレビ むさしのシティニュース
令和 5年3月1日放送分

動画9分より吉祥寺美術館ワークショップ映像

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 武蔵野市立吉祥寺美術館企画個展『悠久と星霜の彼方』

2023年展示風景(Japan art museum ) 

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ギャラリーストークス個展『星霜III-Seizo III-重なり合う色と光』

2019年展示風景

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ギャラリー58 個展『光と色の在処』

2019年展示風景(Japan art museum )

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ギャラリー58 個展『光と色の表象』

2018年展示風景(Japan art museum )

相馬博展 =悠久と星霜の彼方に寄せて
(遼遠な宇宙空間の実相を超えて)

2023年1月14日~3月5日 (武蔵野市立吉祥寺美術館)


  今展作品は全て、 東京生まれのこの作家が幼いころから抱いてきた宇宙への憧憬が制作衝動となっている。 相馬博の熱い想いは、 キャンバスの上に具体的な形象となって回帰・ 実現した。 まさに在り得べき遼遠の空間のさらに彼方に繰り広げられる、 星雲の多彩な運行の姿を描いたこの作家の想像力の発露を鑑賞者に魅せる展覧会となっている。 会場には、 2010年頃の 「光のライン」 シリーズから「circle」「circle of life 」 シリーズを経て、 近年の 「光と色の在処」 シリーズ、わけてもこのシリーズ最新作の『悠久と星霜の彼方』 まで、全て大作で、何れも美麗に輝く作品が展示されている。
  まず目を驚かされるのは、 展示室に入って右の暗い空間で光る真白な作品である。 間近に見れば白い表層において凹凸の分かる画面である。 相馬博の創造 (想像) 力を示唆するこの作品、 我々のささやかな天文知識における 「ブラックホール」 の存在を念頭におけば、 作家は言わば 「ホワイトホールも在る筈だ」とのメッセージを送っているのである。 それにしても作品を覆う表層の透明感、その奥に展開される濃青を基調とする作品群をはじめ 「光のライン」 シリーズなどで見せる多彩な色は深く、 遠い宇宙の無言の静寂を想起させる。 ところで相馬作品は円環を描くことが多い。
この具体的で特定の円は唯一でありながら、その中には無限 (70兆桁までの計算例が存在するという)を象徴する 「円周率」 が内在する。 だが近年の相馬は、 円環の描出にはこだわりを見せず、新たな形象を生みだす造形革新のさなかに在ることを我々に示唆する。 実際問題この作家の、 絵具に関する知識と実践は特筆しても良く、それを踏まえた多様な表現への自信が、次なる革新に向かわせているように想われる。 描く対象の 「宇宙の無限」 に、あたかも 「想像力の無限」 を対置するかの気概を示しながら、彼の脳内に生起する、 誰も見たことのない空間の姿を形象化する相馬博である。
  真砂なす数なき星のその中に吾に向かいて光る星あり。 この子規の歌は 「侏儒の言葉 (芥川龍之介)」の最初の文章『星』 中で紹介され、 芥川は 「詩人は高々と真理をうたいあげた」 と讃嘆する。 さて現実の宇宙である。 2021年12月に打ち上げられた JWST (ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡) は地球から160万Kmのラグランジェ点にあり驚異の画像を送って来る。 その解像度は現在も運用中のHST (ハッブル宇宙望遠鏡) の100倍という。 言葉に表現し難い輝きの銀河の画像は科学的事実だが、それは宇宙の神秘に迫る画像ではあれアートでない。 相馬の想像力は唯一無二の絵画となって、眼前にある。 我々は、かつて写真の登場で肖像画が、 人物の内面に迫る絵画に質的変貌を遂げたことを類推すべきだろう。
  相馬を描画へと衝き動かすのは、無限を天翔ける作家の想像力である。 まさに 「人間の脳は宇宙より「広い」のだ。 芥川の時代には既に相対性理論は確立されていたが、 宇宙新時代の現在である。 芥川の時代の比でないのであり、従って作家には、最新の知見を踏まえた想像力が求められるのである。
 吉祥寺美術館は相馬が育ち (小中学校に通い) 現在も暮らす武蔵野市にあり、 本展は自身一つの目標
だったと率直に吐露する。 長年の願いが叶った大変有意義な回顧展であり、 今後の大きな跳躍台になることは想像に難くない。 だがここは作家にとっての通過点であり、これからの無限の展開が待ち受ける相馬であれば、 「里程標」 と捉えて邁進していくことを確信する。 基礎的美術教育はとっくの昔に終えた作家だが、昨年は美大を通信教育で卒業したと聞く。 不断の絵具の実践的研究と相俟った主題の深化は現代美術家相馬博の喫緊の課題だが、 着実にそれを乗り超えていくだろう。
2023年2月19日
美術評論家
かしまかずお

宮田徹也氏(美術評論家・日本大学芸術学部非常勤講師 )が、「相馬博 悠久と星霜の彼方展」について新聞紙上に文章を書いてくれました。(しんぶん赤旗2023年2月20日月曜日発行)